H.B.R. 〜ヘブバン分析ブログ〜

ヘブンバーンズレッドのプレイ記録です。

【ヘブバン】記憶の庭での「記憶修復」に対する考察

 

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↑ホーム画面で目を瞑る月歌さん


記憶の庭では、各キャラごとに記憶修復を行うことができます。
これにより、ゲームシステム上では、修復で解放されるストーリーをクリアすることで、SSRのみ実装されている「ソウル」と呼ばれる専用アクセサリを入手することができることになっています。

 

しかし、この「修復」が一体何を指すのかについての説明は全く存在しません。そこで、現時点で知り得る情報をもとに推察していきます。

 

 

 

 

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──以下2章ネタバレを含みます──

 

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記憶の庭では各キャラクターがノイズとなって存在しています。そして、ストーリー世界では多数いるはずのナービィですが、ここでは姿を見かけることはありません。

2章までクリアした皆さんはご存知の通り、「ナービィ」とはキャンサーとの戦いにおいて戦死したセラフ部隊員、その魂が転生したものです。これについては、描写で十分なほど説明がなされていますが、各エリアに広く散らばっている中でも葬儀場にとりわけ多くのナービィが存在している点からも裏付けられていると言えます。
また、そのナービィは生きていた頃の記憶を失い、ふわふわとした本能のままに生きていくことになり、その掟は例えハイパーサイメシアたる人間でも例外はありません。(彼女にとっては"忘れられる"ということは幸せなことなのですが)

 

つまり、ざっくり 人間 − 記憶=ナービィ ということになります。

 

また、記憶の庭では、ノイズ混じりのセラフ部隊員がストーリーで居たのと同じ位置に立っています。
このノイズは「記憶」が不十分な状態であることの表れであると言えますが、加えてこの記憶とは月歌目線のものである可能性があります(→この場合、メインストーリーは過去の出来事。「月歌目線の記憶」の根拠として、メイン画面で月歌が中央で目を瞑っていること、記憶の庭でノイズが走っておらず自由に動けるのが月歌だけであること、など)。

 

この場合、記憶の欠片を用いて行う記憶の修復とは、なんらかの理由で月歌から「欠けてしまった」彼らの記憶を、戦いの中で欠片として少しずつ思い出していき、修復していくことである、と考えられます。
つまり、月歌の記憶が欠けている=月歌がナービィ化している=現実世界で月歌は死んでいる
という仮説が立てられるわけです。


この前提のもと、『ヘブンバーンズレッド』というタイトルを見てみると、また新しく見えて来るものがあるのではないでしょうか。

『heaven-burns-red』=『天国は紅く燃える』
ナービィとなった死後も、記憶を取り戻すために過去を回想して血みどろになりつつも戦い続ける、そんな月歌の姿が。

 

 

追記:記憶の修復に従って少しずつ言葉が明確になっていきますが、全てを解放したキャラクターがいないためはっきりとはわからないものの、どれも不穏な言葉のように見えます。
何かを月歌に警告しているようにも見えたり……?